テクノロジの無駄づかい

日々の「ステュディオス」を求めて遠回りしがちなエンジニアの記録

Alexaスキルをリリースしてみた

ここしばらく、仕事でAlexaスキルを作っていたのだけど、 スキルアワードもあるし、自分でもなんか作って公開してみようと思っていた。

ただ、ネタがない。

アワードに応募するなら、なにか思いついてももう作っている時間がないなぁと思っていたところ 思いついて、構想30分、実装数時間で作って公開したのがこれ。

発想の扉

発想の扉

「アレクサ、発想の扉を開いて」でEchoに話しかけると オズボーンのチェックリストをベースにした、視点を変え発想を促す(と思う)問いかけしてくるだけのスキル。

「アレクサ、発想の扉を開いて」で始めると、連続問いかけモードで「ほかにもいりますか?」などと次を促してくるので、「はい」とか「次の頂戴」とか言うと連続して問いかけさせることができる。

「アレクサ、発想の扉で問いかけて」というと、単発問いかけモードとなり、一つだけ問いかけてすぐに終了する。

一応、連続問いかけモードモードの場合には、同じことを何度も言わないようにしている。 工夫といえばそれくらいで、対話しているようでしてなくて一方的にしゃべるだけのスキルなので作りもシンプル、簡単。

でも、アイコンが...

ただ、困ったのは、スキルのアイコン。
スキルの公開には必須だのだけど、絵心のない私にはコードを書くよりハードル高かった1

Pixabayで見つけた CC0の画像をちょっといじって使わせてもらった。

リジェクト喰らった

サクッと作って、サクッと申請して、サクッと公開!と思いきや、一度リジェクトされてしまった。

Amazonによるスキル審査でリジェクトされた場合、理由と再現手順が記載された丁寧なメールが届く。 どこをどう直せばよいのかがわかりやすかった。

Alexaの審査チームからの指摘は3点、うち2点は指摘の箇所が違うだけで同じ理由。

サンプル発話が少なすぎる

カスタムインテントの中で、サンプル発話を2つだけしか設定していないものがあった。 想定はしていたが、直接定義していなかった発話も拡張して拾ってくれていたので 実機テストをして問題なしと思っていたが、だめらしい。

ユーザーによる発話 | Amazon Alexa Voice Design Guideには「1インテント当たりのサンプル発話数は30個以上を目安としてください。」と書かれているが、18個に増やしたら審査をパスできた2

セッションオープンなら必ず次の発話を促すこと

これは2箇所で指摘された。一つはヘルプインテントを呼ばれた場合にスキルを終了せずに続けるようにしていたのだが、 次を促す台詞で終わっていなかった。これは単純にリファクタした際に落としてしまっており私のミス。

もう一箇所が、連続問いかけモードで問いかけの後で、次を促す台詞がないという指摘。
連続問いかけモードでは問いかけの後に「ほかにもいりますか?」と次を促す。 ただ、疑問文2連続となり不自然でうざいと思ったので 最初の3回は使い方を知ってもらうために「ほかにもいりますか?」と話すが、4回目以降は言わないようにしていた。

申請時に記載するスキルのテスト方法にもその旨記載していたのだけど、セッションをクローズしないなら、次の発話を促す台詞を入れることというのは絶対らしい。

審査は速かった

修正自体はちょっとした変更で済んだので、修正して再申請。今度はサクッと通過して公開となった。 スキルアワードの締切間近だったので、混んでいるかと思ったが、最初の申請から2営業日目でリジェクト、 その日のうちに修正して再申請して翌日の公開となった。

Amazonの審査チームの皆さんの迅速で丁寧な審査に感謝。

最後に

スキルの呼び出しフレーズが「〜を開いて」であることから、思いつきで作ったたわいのないスキルなのだが、 ブレストなどで煮詰まったときの気分転換程度に使ってみてほしい。

その結果、このスキルの問いかけが役立っても立たなくても、「発想の扉」が開いてアイデアが出れば幸いである。


  1. Amazon側もそこがつまずきポイントになっていると思っているのか最近になって謹製のアイコン作成ツールAlexa Icon Builderを出してきた。

  2. Alexaハンズオンセミナーでは「1インテントに対して最低6つ、理想は30」と教わった。2個ではやっぱ少なすぎた。